こんにちは!
JWC講師の高見澤です。

前回の講座ではカウンセラーとしての経験を積むために今行っていることを教えていただき、ありがとうございました^^

カウンセラー業を行っている環境はそれぞれ違っています。

しかしながら、その中で「経験を積むために自分に今足りないものは何か」を考えるというだけでなく
「自分に足りないものがあるなら補うにはどうすればいいか」
の解決のための思考ができているのが素晴らしいなとコメントを拝見し思いました。

さて、前回の動画では心的距離と物理的距離についてお話ししました。
恋愛相談を受ける上で、漠然と相手との関係性を近づけようとしても難しいですから、
上記の2つの距離それぞれで考えてみることが大事だよ、とお伝えしましたね。

きっとその方法の方が整理もつきやすく、何よりクライエントにも伝えやすいはずです。

カウンセリングはご自身の感情やセンスでやろうとすると、
クライエントの状態や相談内容に左右されサービスの公平性を損なってしまいます。

あなた自身が逆の立場で真剣に悩んでいる際、
カウンセラーのその場のノリや感情でアドバイスされても嫌ですよね。
毎度ころころ言っていることが変わるのも不安になるはず。
それを避けるためにも、まずはカウンセラーとしてフレームワークを活用しましょう。

リピートに必要な〇〇

クライエントのかかえる問題を解決する=クライエントにサービスを利用してもらう。

クライエントに
「問題解決のためには〇〇先生のカウンセリングがまずは必要だ」
という思考になっていただくことは、カウンセラーとして誇りに思うべきことです。

依存させることとはまた違ってきますが、リピートをとっていくには、
まずは第一段階として、クライエントに必要としていただくことはとても必要です。

そこで今回は【カウンセリングをリピートしてもらうための大きい要素】についてお話しします。
実はセラピスト育成の動画の中や今までのアドバンス講座の中でもお話ししていることなんですが、わかりますか??

ヒントは5つのブロックの中にあるものです。

お分かりになりましたか?

答えは質問です。
アドバイスと同等にリピートの際にはここがとっても大事になってきます。
ただアドバイスをするだけでは終わってしまいますし、
適切なアドバイスをするためには情報を引き出していく必要性がありますからね。

詳しい質問の必要性などはセラピスト育成の動画でもお話ししているので、
もし分からない方はぜひ見返してくださいね。

基本的に質問は

質問+理由づけ

で構成されています。

ここで言う”理由づけ”の定義は「なぜこの質問をするのか、の理由を伝えること」を指します。

例えば、カウンセラーがクライエントに質問を投げかける際、
「アドバイスしたいので○○について教えてください。」
と伝えたとしましょう。

実はこれだけでは、クライエントしては
「〇〇を教えたところでどうなるの?具体的に何を得られるのかがわからない。」と困惑してしまいます。
お金を払ってまで質問に答える価値を見出せなくなってしまうのです。

ですから、質問するときは必ず
「なぜその質問をするのかという理由づけ」
をセットにしましょう。

そして、理由づけの内容ですが、何でも良い訳ではありません。
理由づけの部分では必ず「クライエントが知りたい!と思う内容」を意識して伝えましょう。
そうでないと、わざわざ質問に答えようと思ってもらえないのでこの点も注意が必要です。

例としましては、

誤り:「アドバイスしたいので〇〇について教えてください」
正解:「アドバイスしたいので〇〇について教えていただけますか?教えていただけましたら、
その情報をもとに彼の心理を分析して次回より彼の心を近づけるLINE内容をアドバイスします!」

情報をたくさんきければ聴けるほど正確で具体的なカウンセリングがしやすくなります。
より正確なカウンセリングでクライエントの問題解決に導けるよう、
質問+理由づけのセットは忘れないようにしましょう。

カウンセリングの進め方

改めてカウンセリングの基本的な流れを紹介しますと、以下のようになります。
質問なくして具体的な行動提示はできません。

情報収集(別れの原因やクライエントの性格など)

現状把握(心的距離・物理的距離)

大まかな復縁プランの作成

具体的な行動提示

LINE相談をする中で、クライエントから要望として多いのが
「具体的なアドバイスは欲しい!」というのがあります。

相談をするからには何かしら行動をしたくてご相談いただく方が多いので、
具体的なアドバイスが欲しいと思うのは当然ですよね。

これがないと満足度はどんどん下がります。
その具体的アドバイスのためにも、上手に質問をして情報を引き出すことは、とっても大事になるのです。

継続してもらえるセラピストとそうでないセラピストの圧倒的違い

違いは何だと思いますか?
それは質問に加えてクライエントに「焦り」の感情を抱かせられるかどうかです。
いわゆる、焦らせのテクニックですね。

焦らせとつたえると「クライエントを焦らせるの?それってよくないのでは?」と思う方もいるかもしれません。

ですが思い出してください。
クライエントは問題や悩みを変えて相談をしてきます。
それが解決していないのにカウンセリングを中断してしまえば、結局また同じことの繰り返しになりますし、
問題を先送りにすることによってより大きなしっぺ返しを受けることになります。

客観的に見れる私たちカウンセラーは常にそのことを覚えておけますが、
クライエントからしたら少し状況がよくなったり、忙しくて悩みについて考えなくなったりすると、
本当の問題から目をそらしてしまいがちです。

そうならないためには焦らせという要素をプラスして、根本の問題に気づいてもらう必要があります。

例えば、忙しいということを言い訳に何も行動しなければ、
相手に結婚や恋人ができてしまう可能性があることや、無駄に冷却期間を置くことによって
悪い方向に言ってしまう可能性があることなど。

本当にクライエントのためを思うなら、問題から目を背けず解決に迎えるように、
見過ごすとデメリットがあるよということを伝える必要があります。

クライエントにカウンセリングの主導権を渡し、
受け身になってしまうカウンセラーがたまにいますが、
それではお友達と話しているのと対して変わりませんし、継続もしてもらえません。

つまり、カウンセリングを通してクライエントの悩みを解決するお手伝いをするのが
私たちカウンセラーの仕事ですが、その仕事がまっとうできていないことにもつながります。

私たちカウンセラーはクライエントの幸せの手伝いをするという
強い信念の元カウンセリングを行っていく必要があります。

次にアドバンス講座を受けているあなただけに特別に質問の例文をお教えします^^

実践で使える質問の例文

今回はすぐに使える質問例をいくつかご紹介します。

質問例
感謝と謝罪を伝えるLINEを次回アドバイスしたいとき

相手に伝えたい感謝と謝罪を教えてください。
私の方でいただいた情報を元に実際に送る例文を作成します。

大切なのは2点

・自分の言葉で伝える
・感情を出しすぎない

そのため、まずはご自身なりに思うことを可能な限り書いていただければ、客観的な例文作成をしますよ。

クライエントが抱えている不安を引き出したいとき

今感じているあなたの【不安を全て】お話していただけますか?

例えば、

・彼がどう思っているのか分からない
・この先復縁出来るのか分からない
・復縁後の不安

などなど。
どんなに些細なことでも構いません。

不安をお話していただくことで、少なからず心が楽な方へ傾きます。
更にそこに私が「不安の解消、解決法」をアドバイスさせていただきます。

物理的距離を知るための質問

復縁に必要なステップに当てはめるため、現在相手と連絡が取れるかどうか、または会えるかどうかを教えていただけますか?

そちらを元に今後の復縁活動のステップを組み立てますので教えてくださいね。

または、

最後に連絡をしたのはいつですか?
簡単でもいいので連絡内容と、返事が来たかどうか、既読・未読なども合わせて教えていただけると、
それを元に今後の復縁活動のステップを組み立ててお伝えしていきます。

彼への連絡内容を作成してあげたい際の質問

お相手の好きなこと、趣味はご存じですか?

できれば共通のものではなく、彼だけの趣味や好きなことを教えてください。

その内容をもとに彼を頼り、好感度をアップする内容を作成することができます。

いかがでしたでしょうか?
「あ、この質問、私もカウンセラーにしてもらったことがある!」というものも中にはあったかもしれませんね。
カウンセリングにはマニュアルはないですが、このようにフレームワークや基礎はあります。
それを軸にして行うことでカウンセリングの質の向上ができますから、ぜひ明日から使ってくださいね。

今日のアウトプット

あなたがよくクライエントに聞く質問の種類とその理由をシェアしてください。
他の方のコメントを見ることで学習にもなりますし、
もちろん私からもコメントでフィードバックさせていただきます^^

まだカウンセリングをしたことがない方は、
どういう情報を質問で聞き出したいか、シュミレーションした上でお答えください。

期限は【今週日曜22時】です。

皆さんのコメントをお待ちしています!